魔王学院の不適合者に登場するキャラクターの1人メルヘイス・ボラン
七魔皇老の一人で裾の長いコートを着込んだ白髪の老人の姿をしています。
統一派を支援しており、生存を重視しの最も魔法と魔力に特化させておいたタイプであり、神話の時代にいた歴戦の強者と伍する力を持たせています。
七魔皇老は何者かによって記憶が改ざんされており、アノスの敵になっていることがほとんどです。
今回紹介するメルヘイスも初めは転生したアノスと再開したときは涙と流していました。
しかしアノスと再開した後、何者かによって隷属の魔剣で洗脳されてしまいます。
洗脳の学園で行われる魔剣大会を利用しアノスを始末しようとします。
今回はこの記事ではメルヘイスは正体や魔剣大会そしてアノス始末する秘策について解説していきます。
それではいってみましょう~!!
魔王学院の不適合者メルヘイスの正体とは?
まず初めにメルヘイスについて紹介していきます。
冒頭でも話しましたが、メルヘイスは七魔皇老の1人です。
裾の長いコートを着込んだ白髪の老人の姿をし統一派を支援している人物になります。
七魔皇老
七魔皇老とは、転生する前にアノスが自分の血を使って作った7人の魔族のことを指します。
アノスが誰かと結婚して生まれた子どもというわけではなく、魔法を使って命が作られた存在であります。
七魔皇老という呼び方をアノスは知りません。
どうやら七魔皇老という呼び方は後の時代の人がつけた呼び名のようですね。
七魔皇老が誕生した理由は、アノスが転生する際にアノスの血を受け継いだ肉体が必要だったからです。
アノスは自分の血を残すことで、魔族の眷属が途切れないように配慮したと考えられます。
始祖の血を純粋に受け継ぎ婚姻をしてきた一族が皇族と呼ばれていて、学院でも尊大な態度を取っていますよね。
一方転生したアノスは、人間より混血の魔族から生まれています。
そのため皇族や純粋な魔族ではないことからアノスが学院で軽んじられている理由の1つだと考えられます。
メルヘイスは敵か味方なのか
メルヘイスはアノスと二千年ぶりの再会を果たした時には感動のあまりに涙まで流し喜んでいました。
メルヘイスは根源までは奪われていなかったものの、アイヴィスと同じく記憶の改竄を受けてしまっており、詳しいことまでは覚えておりませんでした。
その後、何者かにより隷属の魔剣を埋め込まれて洗脳されアヴォス・ディルヘヴィアの手先になってしまいます。
根源は残っていた
メルヘイスの記憶に残っているのは二千年前にアノスが生命と引き換えに壁を作り上げた時までです。
記憶を奪った何者かから逃れるため、大聖霊の森アハルトヘルムに流れ着いていた為、他の七魔皇老とは違い根源が残っています。
それは、二千年前メルヘイスを襲ったアヴォス・ディルヘヴィアの正体である勇者カノンが、根源を7つしか持っていないことに関係しています。
勇者カノンは転生し、レイとして生まれ変わりました。
転生するために自分の根源は残しておく必要があったため、七魔皇老(メルヘイス以外)の6人に根源を融合することにしました。
そしてディルヘイドとアハルトヘルムの間に立ち塞がる壁を越えるまでに100年もの年月を消費したと言います。
魔剣大会の黒幕
隷属の魔剣で操られていたメルへイスの目的は、アノスをなきものにすることでした。
魔剣大会の黒幕という思いがけない形で本性を表してきたメルヘイスですが、七魔皇老の1人である彼でも正々堂々と魔力で戦ってはアノスに勝ち目などないことを理解しております。
そこでメルへイスは学院で行われる魔剣大会やレイを利用して恐ろしい計画行って行きます。
レイを人質にして戦わせる
親のグドルが作ってくれた剣でアノスが魔剣大会で戦っている間、その試合を見ているレイは自分の心臓に手を当てている場面があります。
彼はこの時点で既にメルヘイスによって【契約の魔剣】をレイの根源に刺されてしまった後でした。
試合を終えたアノスとミサが会った時のレイはいつもと様子が違い、レイは皇族はとして魔剣大会に出ていました。
レイはアノスに「君を殺す」と言い、アノスは「死を覚悟して望むことだ」レイに言いました。
その後レイとアノスはお互い攻撃行い、アノスの手がレイの心臓を攻撃しますが頑丈で握りつぶせませんでした。
その時、アノスはレイの心臓に首輪をつけられていることを知ります。
この時点で【契約の魔剣】を刺されていることに気づきますが、この時には抜くことができずレイを人質の状態から解放できませんでした。
レイは母親を人質にされているのかと考えたアノスたちは、レイの育ての母であるシーラが入院している病室へ訪れるものの、彼女もまたメルヘイスの手の内にあったのです。
アノスとレイを戦わせて力を消耗させる作戦
アノスはレイやシーラを助けられないまま、決勝戦が向けることになります。
お互いに望まぬ形で再戦することになり、レイ自身や母親を人質に取られてしまっている以上、レイは本気で挑まざるを得ません。
アノスもまた、そんな彼の気持ちに応えるように戦いますが、この決勝戦では【特別ルール】と称して【吸魔の円環】と呼ばれる腕輪を装備しながらの戦いとなります。
その名の通り、これは装備している者の魔力を吸い取る腕輪になります。
ただレイにも同じ腕輪が付けていますが、レイのはただの腕輪で魔力を吸い取るものではありません。
またレイは本気で戦うのと同時に腕輪を装備したアノスから出来るだけ多くの魔力を消耗させるための時間稼ぎも命じられていました。
レイのイニーティオにより、左腕を切断されたアノスですが、アノスもまたイニーティオを折ると同時に剣をレイの心臓に刺したのです。
普通なら、ここで決着と判定されて魔剣大会そのものに幕が閉じられるものですが、このタイミングでメルヘイスが自分の次元牢獄の魔法を使ってアノスとレイを闘技場から隔離してしまうのです。
彼の魔法で隔離されたことにより、まずは闘技場にいる仲間たちからの助けを封じてしまいます。
そしてレイとの再戦を終えたばかりのアノスはレイの攻撃で切断された左腕の治療も出来ていない状態です。
ちなみにレイのイニーティオによって斬られた傷の治療にはかなりの時間を必要とします。
まさにアノスを圧倒的に不利な状態に追い込むと同時にメルヘイスにとっては自分に有利な状況を作ってしまうわけです。
メルヘイスの真の恐ろしさとは、ここまで複数の計略を見事に自分の思い通りに複合させて実現させてしまう点にあるのではないでしょうか。
レイの母親を人質にする
ここまで数々の計略によってアノスを追い詰めたメルヘイスですが、メルヘイスの作戦はまだまだ続きます。
アノスを隔離して1人きりにした後には、さらに追い討ちをかけるかのように自分と同じ七魔皇老であるガイオスとイドルも呼び出してはアノスに攻撃させるのです。
本来ならばここでメルヘイスの勝利が確定と思われるでしょう。
しかし、ガイオスとイドルがレイによってやられてしまします。
契約の魔剣で死んだと思われていましたが、大会の最後にアノスがレイの心臓を攻撃した時に契約の魔剣が破壊していました。
メルヘイスでさえ予想外な反撃により窮地から抜け出したアノスに対して、彼は最後の手段に出ますが、それこそがシーラを人質にとっての脅迫作戦だったのです。
アノスを始末する秘策とは
シーラを人質に取っても動じないアノスに対して、メルヘイスはアノスを始末する秘策も出してきます。
それはアノスが転生前に作り出していた魔法【四界イエヴン】になります。
元々はアノスが作り出した強力な魔法なのですが、これにおいてもまたメルヘイスの計略の内でした。
決勝戦でアノスに装備させていた【吸魔の円環】はアノスの力を削るだけでなく、メルヘイスでも【四界イエヴン】を制御できる魔力を手に入れるためだったのです
最後の切り札を出し切ったように見えても、更なる秘策を考えているメルヘイスは、七魔皇老の中では最大の策士なのかもしれませんね。
しかし、数々の計略により、アノスに追い詰めていたメルヘイスですが、しかしメルヘイス自身にも予想外な誤算が生じて敗北する結果となります。
その誤算とは、アノスが【吸魔の円環】と【四界イエヴン】によって滅びの根源が叩き起こされ、本来の力を取り戻したことです。
アノスいわく、「これまでは転生したばかりで本来の力の10分の1しか出せていなかった」と言うのです!
その強大な魔力によってメルヘイスは敗北し、決着がついてからはメルヘイスもまたアイヴィスの時と同じように正気を取り戻します。
まとめ
いかがだったでしょうか。
魔王学院の不適合者メルヘイスの正体や魔剣大会の黒幕そしてアノスを始末する秘策に解説してきました。
- メルヘイスは七魔皇老の1人
- 隷属の魔剣を埋め込まれて洗脳されアヴォス・ディルヘヴィアの手先になった
- 大聖霊の森アハルトヘルム逃れ他の七魔皇老とは違い根源が残っていた
- 魔剣大会の黒幕でアノスを始末しようとしていた。
- 始末するための秘策を使用したが、逆にアノスの力を取り戻す結果となってしまた。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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