るろうに剣心緋村剣心が使用する飛天御剣流とは?技の一覧や技の説明についても

るろうに剣心

るろうに剣心の緋村剣心が使う飛天御剣流とは一体どのような剣術なのでしょうか?

この記事では、飛天御剣流の理念やその技一覧を解説します。記事を読むことで、緋村剣心が駆使する技の数々やそれぞれの特徴を理解できるようになります。

また、記事を読むメリットとして、作品の世界観やキャラクターの魅力がより深く分かるだけでなく、剣術に対する知識も広がります。

最後に、飛天御剣流の奥義である天翔龍閃についても触れ、その卓越した技の秘密を明かします。

それではいってみましょう~!!




るろうに剣心緋村剣心が使用する飛天御剣流とは

飛天御剣流は、剣心が【剣の速さ】、【身のこなしの速さ】、そして【相手の行動の先を読む速さ】の3つの速さを極める剣術です。

この3つの速さを最大限に引き出し、最小限の動きで敵を瞬殺することを目指します。

飛天御剣流は一対一の戦いだけでなく、一人対多数の戦いでもその強さを発揮します。

飛天御剣流の【飛天】とは、使い手が天空に飛び立つような跳躍力で敵を圧倒する様子を指します。

身のこなしや剣の速さは神速の域に達すると言われており、るろうに剣心が数多くの敵を打ち破る原動力となっています。

飛天御剣流を極めた剣心は、個人対決から大軍相手まで、あらゆる戦いで優位に立つことができるのです。

飛天御剣流の理とは

飛天御剣流は、弱い者を守るための理念を持ち、継承者はこの理念に従い、自由の剣として活動してきました。

彼らは権力者に利用されることを避けるため、組織に所属せず、時代の表舞台に立つことを避けてきました。

この理念は飛天御剣流の使い手にとって非常に重要なものです。

しかし、るろうに剣心の主人公である緋村剣心は、この理念を十分に理解していなかったため、幕末の動乱期に明治政府に協力し、政府に利用されることとなってしまいました。

結果として、彼は多くの罪のない者たちを斬り、「人斬り抜刀斎」として恐れられる存在となりました。

さらに、この行動が志々雄真実の反乱などの悲劇的な出来事の原因を作り出すことにもつながりました。

緋村剣心は飛天御剣流を誤った方法で使用し、多くの無実の人々を虐殺することにより、トラウマを抱えてしまいました。

そして、幕末の動乱が終わった後、彼は精神的に廃人と化してしまいました。

このように、飛天御剣流は、理念を守らず誤った使い方をすると、使い手に大きな悪影響を与えるというデメリットがあります。

通常の人間には、これほどの剣術を扱うことは困難であると言われています。

飛天御剣流の一覧

次に飛天御剣流の技について紹介していきます。

龍槌閃

龍槌閃は、るろうに剣心の主人公緋村剣心が得意とする技で、高く舞い上がって落下する重力を利用して強力な斬撃を繰り出すものです。

この技は、作中で多くの場面に登場し、剣心の十八番とも言われるほど頻繁に使用されています。

喧嘩屋である左之助や実写映画では刃衛戦や蒼紫戦などでも見られる技です。

通常の人間には防ぐことが難しく、剣心の師匠である比古清十郎も使用していることから、飛天御剣流の中でも特徴的な技となっています。

龍槌閃・惨

龍槌閃・惨は、龍槌閃の派生技で、上空に高く舞い上がり、その落下重力を利用して剣先を相手の頭に突き刺す恐ろしい殺人剣です。

緋村剣心は過去の人斬り時代に一度だけこの技を使用し、相手を即死させるほどの威力が描かれています。

しかし、緋村剣心は人を殺さない【不殺】の誓いを立てたため、以降はこの強力な殺人技である龍槌閃・惨を使用することはありませんでした。

この技は、上空からの突き刺し攻撃で逆刃刀でも殺人技となります。

回避することは龍槌閃よりも楽にできるかもしれませんが、その威力は相手を即死させるほど強力であり、作中でも一度だけの登場となっています。

龍翔閃

龍翔閃は独特な剣技で、刀の峰にあたる箇所を右手で支え、下方向から勢いよく飛び上がり、敵を刀の腹の部分で斬り上げるものです。

しかし、主人公の緋村剣心は人を殺さない【不殺】の誓いを立てており、そのためこの技を使う際には工夫が必要となります。

剣心は、敵の腹を斬り上げる代わりに、相手の顎に力強い一撃を加えたり、刀の鞘の部分でみぞおちを突き上げるように技をアレンジしています。

さらに、緋村剣心が使っている刀は逆刃刀であり、刀の刃が内側に向いているため、通常の刀と同じように峰を手で支えることができません。

そのため、剣心は刀の側面部分を利用して技を繰り出しています。これにより、剣心は相手に必要なダメージを与えつつ、彼の「不殺」の誓いを守ることができるのです。

龍槌翔閃

龍槌翔閃は、るろうに剣心の作中で緋村剣心が繰り出す独特な技で、名前の通り龍槌閃と龍翔閃の組み合わせとなっています。

まず、上空から落下重力を利用した攻撃である龍槌閃を放ち、続いて敵の下方向から斬り上げる龍翔閃で攻撃するという連続技です。

この技の順序は状況に応じて逆にすることも可能で、漫画の中では下段から龍翔閃を繰り出し、その後上空へ舞い上がり敵を攻撃する龍槌閃を使うシーンが描かれています。

戦闘シーンにおいて剣心の技巧と柔軟な戦術を示す象徴的な技でもありますね。

龍巣閃

龍巣閃は、漫画「るろうに剣心」の序盤で緋村剣心が相楽左之助との戦いで披露した技です。

この高速乱舞技は、一撃必殺ではないものの敵の全身にある急所を一つ一つ高速で攻撃することを目的としており、その高速で繰り出される攻撃は相手に防ぎきれないため相手の体力や気力を大幅に削ぐ効果があります。

相楽左之助は、この技を全身に受けることで苦しむことになりました。

龍巣閃・咬

龍巣閃・咬は上述の龍巣閃をより強力にした技となっています。

本来の龍巣閃は敵の体中にある弱点を狙って高速乱舞を繰り出すといった技になっているのですが、強化技である龍巣閃・咬は敵の弱点となる部分一点のみに集中して斬撃を放つといった技となっています。

双龍閃

双龍閃は、二段構えの抜刀術で、敵が避けることが難しい必中の技です。この技は、最初の抜刀術が避けられた場合でも、その勢いを利用して刀の鞘で二度目の攻撃を行うことで、無防備な状況を回避します。

ただし、鞘を帯から外して抜刀術を行うため、知っている者には読まれやすい弱点があります。

実写映画では多くの技が登場しない中、双龍閃は数少ない登場技の一つとして注目されます。

特に、剣心との修行中に比古清十郎が使用するシーンが印象的です。

双龍閃・雷

双龍閃・雷は、通常の双龍閃を改良し強化した派生技であり、その特徴は初撃と二撃目の順序が逆転している点です。

この技では、まず鞘を使って敵を上空に跳ね上げる驚きの一撃を繰り出し、続いて本命の刀で上空の敵に斬りつけるという連続攻撃を実行します。

双龍閃・雷は、双龍閃の隙や弱点を補強し、敵が通常の双龍閃を予想して油断している際に隙を突いて攻撃を加える戦術的な技となっており、その必中性から双龍閃よりも強力な技と言えます。

龍巻閃

龍巻閃は、敵の攻撃を回転しながら避けて背後に回り込み、その遠心力を利用して敵の背中や後頭部への一撃を繰り出す技で、新選組の生き残りである斎藤一はこの技を防御からのカウンターとして最も高い威力を発揮すると評価しています。

このため、龍巻閃は先手で放つ技には向いておらず、カウンター技としての真価を発揮するものとなっており、多くの派生技があるものの、それらの違いは大きくないと言われています。




龍巻閃・旋

龍巻閃・旋は、龍巻閃の派生技で、体ごと回転しながら相手を斬りつけるものです。

この技は、錐揉み状に飛び上がりながら突進して攻撃し、初登場時には抜刀術として使用されました。

しかし、物語後半の志々雄真実戦では、龍巻閃・凩の直後に抜刀した状態で連続技として使用され、その変化と連続攻撃が強みとして描かれています。

この技は、遠心力を利用した迫力ある攻撃で、敵に突っ込むような勢いが特徴的です。

龍巻閃・凩

龍巻閃・凩は上述の回転する遠心力で攻撃を放つ龍巻閃の派生技の一つです。

前述した龍巻閃・旋の逆回転バージョンとなる技。

漫画るろうに剣心の作中では緋村剣心の宿敵である志々雄真実戦において使用します。

龍巻閃・嵐

龍巻閃の派生技であるこの技は、他の龍巻閃とは異なり、体の縦軸方向に回転しながら斬撃を繰り出します。

空中高く飛び上がり、刀を手前に構えて前方宙返りで相手を切り裂くもので、志々雄戦で披露された五連撃の最後の技として登場しました。

この技は、回転の力を利用した攻撃で、スキが大きい分、高い攻撃力を発揮することが特徴です。

土龍閃

土龍閃は飛天御剣流の技で、二つの使用方法があります。

一つ目は刀で地面に衝撃を与え、土石を相手にぶつけるもので、二つ目は刀で地面をえぐり、土砂と衝撃波を相手に向ける方法です。

これらの技は直接相手を斬るわけではないため、威力は威嚇程度に限定されますが、作中では相手が痛がる描写があります。

不殺を掲げる剣心に適した技ではありますが、物語の序盤でしか使われていません。

原作では一つ目の方法が使用され、アニメ版では二つ目が多用されました。

飛龍閃

飛龍閃は飛天御剣流の中で唯一、刀を飛ばして遠距離攻撃を行う技で、体を大きく捻りながら鞘に納めた刀の鍔を親指で弾き、相手に柄尻部分をぶつけます。

斬るわけではないため殺傷能力は低く、攻撃後の隙も大きいため連続使用は困難です。

初登場時は抜刀術とされていましたが、後に遠距離攻撃として石動雷十郎を倒すシーンで使用されました。

アニメでは飛龍閃は使用されず、土龍閃と龍槌閃で対処しており、総集編などでも技の紹介がされていません。

龍鳴閃

龍鳴閃は飛天御剣流においての納刀術であり、通常の抜刀術とは異なり、刀を神速で収めることに特化した技です。

この技の特徴は、刀を納める際に発生する鍔鳴りを利用して超高音波を生み出し、相手の聴覚を一時的に麻痺させる効果があることです。

殺傷能力はありませんが、聴覚や三半規管が発達した相手に対しては大きな影響を与えることができます。

作中で雪代縁との最終決戦では、狂経脈によって聴覚が異常に発達していた縁に対して、龍鳴閃は劇的な効果を発揮しました。

三半規管の機能を狂わせるほどの威力を持つこの技は、飛天御剣流の中で独特な位置の存在になっています。

九頭龍閃

九頭龍閃は、飛天御剣流の伝授試験技であり、奥義・天翔龍閃の習得過程で開発されました。

この技は比古清十郎が最も得意とし、神速を最大限に発揮して、剣術の基本である全9方向の斬撃を連続で行う乱撃術と突進術の融合技です。

九頭龍閃を習得できるのは、天翔龍閃の伝授に相応しい神速の斬撃を放つだけの実力を持つ者だけで、一般の剣士には不可能とされています。

防御や回避が非常に難しいこの技は、剣心が「不殺」を誓っているため、剣の柄で刺突を行います。

九頭龍閃を効果的に使用するには、腕力、体格、そして体重が重要であり、小柄な剣心は完全な九頭龍閃の発動に成功するものの、腕力や体格、体重で勝る比古の九頭龍閃には押し負けてしまうことが描かれています。

一方で、瀬田宗次郎や雪代縁に対しては九頭龍閃の効果が限定的であることが示されています。

神速と言われる剣心の動きでさえ、移動速度で優れる瀬田宗次郎には回避され、雪代縁に対しては一度目は通じたものの、二度目は9方向連続攻撃を防御され、三度目には発動前に掌底で潰され、破られてしまう。

これらの描写から、九頭龍閃は非常に高い実力を持つ剣士に対しては、その効果が限定的であることがわかります。

天翔龍閃

天翔龍閃は、飛天御剣流の究極の奥義であり、超神速の抜刀術を極めた者のみが使いこなすことができる剣技です。

通常、飛天御剣流は右足で踏み込んで神速の抜刀術を繰り出すのに対し、天翔龍閃では左足で踏み込むことによって、神速を超越した超神速の抜刀術が実現されます。

初撃が強力であるだけでなく、その後に生じる衝撃波によって真空状態を作り出し、敵を引き寄せることで回避不可能な追撃を実行できるのが特徴です。

奥義を修得するためには、師匠の九頭龍閃を弟子が天翔龍閃で破ることが求められます。

作中では緋村剣心が逆刃刀を使用して、師匠である比古清十郎を斬り殺すことなく天翔龍閃を修得しました。

これにより、剣心は飛天御剣流の奥義を身に付けることができ、作中で最強の剣士としてその地位を確立しました。

この天翔龍閃は、その超神速と回避不可能な追撃によって、多くの強敵を打ち破ることができる決定的な技となっており、飛天御剣流の奥義の名に相応しい、最強の剣技としてその存在が語られています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

この記事では、るろうに剣心の主人公・緋村剣心が使用する飛天御剣流について詳しく解説しました。

飛天御剣流の理念や特徴について学び、技の一覧からそれぞれの技がどのような状況で使用され、どのような効果があるのかを明らかにしました。

また、重要な技である九頭龍閃や最終奥義の天翔龍閃についても触れ、それらがどのように戦闘で活かされているのかを理解できるようになりました。

読者の皆様には、本記事を通じて剣心の魅力や飛天御剣流の奥深さについてより深く知ることができたことでしょう。

これからも、るろうに剣心の世界観やキャラクターを愛する気持ちを大切に、剣術に対する知識も広げていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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