荒木飛呂彦による原作「ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン」ジョジョシリーズとしては6部になります。
ジョジョ6部に登場するフー・ファイターズについて紹介していきます。
フー・ファイタースはスタンド能力を有した微細なプランクトンの集合体です。
どうして微細なプランクトンの集合体がスタンド能力を持っているの謎ですよね。
今回はフー・ファイターズの正体についてとスタンド能力や名言を紹介していきます。
それではいってみましょう!
ジョジョ6部フー・ファイターズの正体とは?
まず初めにフー・ファイターズの正体について紹介していきます。
冒頭でも話しましたが、フー・ファイターズはスタンド能力を有した微細なプランクトンの集合体になります。
なぜ、プランクトンの集合体がスタンド能力を持っているのか解説していきます。
プロフィール
名前 | フー・ファイターズ 略して(F・F) |
身長 | 165cm |
囚人番号 | FE-39423 |
房番号 | 241 |
刑期 | 7年 |
罪状 | 誘拐 |
好きな俳優 | ジョニー・デップ |
身体的特徴 | 本名はエートロというが、フー・ファイターズが肉体をもらって別の人格として生きる事となった。 |
スタンド | フー・ファイターズ |
フー・ファイターズは敵の黒幕であるプッチ神父が、プランクトンに『記憶』と『スタンド能力』のディスクを与えたことで誕生した新種の生命体です。
自我と知性を持っていて、スタンドを使います。
プッチ神父に捨て駒のように扱われて徐倫と敵対し、殺されかけますが、徐倫の仲間になることを条件に助けてもらいました。
その後は女性の死刑囚の体の中に入って操り、徐倫の仲間として一緒に戦います。
元がプランクトンなので、自我や知性に強い執着を持ち、失うことを極端に恐れています。
名前の元ネタ
フー・ファイターズの名前の元ネタは、アメリカのロックバンド「Foo Fighters」です。グラミー賞を何度も受賞している有名バンドで、日本では略して「フーファイ」と呼ばれたりもします。
ジョジョのスタンドの名前は洋楽のバンド名や曲名が元ネタになっていることが多いので、調べてみるのも楽しいかも知れません。
フー・ファイターズ最後は?
徐倫、エルメェス、エンポリオ、アナスイ、ウェザーリポートら仲間たちと共に数々の戦いを潜り抜け、F・Fはさまざまな体験をし、人間という存在について学びました。
それらは、徐倫と出会う前とは比較にならないほど鮮烈で輝かしい記憶として「知性」に刻まれています。
ゆえに、その最期は人間を救うための自己犠牲的なものになりました。
プッチ神父の攻撃によって女囚エートロの肉体を破壊され、プランクトンの集合体としての本性が露出したまま逃走せざるを得なくなったF・F。
なんとか水を確保しようと水道に急ぎますが、プッチ神父の追撃によって肉体をバラバラにされてしまいます。
追い詰められたF・Fはプッチ神父との会話を引き延ばして時間を稼ぎ、引き千切れた自分の下半身だけを脱出させます。
ほどなく合流が叶いますが、なんとここでウェザーリポートがその場にいる仲間全員を攻撃しはじめました。
全員が負傷し、特に仲間の一人であるアナスイは致命傷を負います。
実は、F・Fと合流したウェザーリポートは、スタンド能力の応用による幻覚でプッチ神父が化けていたものだったのです。
さらに徐倫が取り戻すことを目的としていた、父・承太郎のディスクがアナスイに差し込まれ、アナスイが死ねばディスクが失われるという事態になります。
フー・ファイターズは、アナスイの体内に入り込み、その傷をいやします。
そして、代償として自身の命を失うのでした。
自我を失うことを恐れ続けたフー・ファイターズは、最後は自らの意思で、己を失う代わりに仲間の命を救い、去っていきました。
瞠目する徐倫。
それは、徐倫の戦いの動機となっている、実父の記憶を固めたディスクでした。
これを得るために、今まで徐倫は必死に戦ってきたのです。
スタンド:フー・ファイターズの能力・特徴
ここからは、スタンド:フー・ファイターズの能力や特徴について解説していきます。
フー・ファイターズはスタンドとしては特殊です。
当初、徐倫やエルメェスも誤解していましたが、外見が宇宙人のような姿のため、一見それがスタンドと見えてしまいます。
しかし、実はそれ自体がフー・ファイターズの本体です。
特徴
フー・ファイターズは、湿地帯のプランクトンが、ホワイトスネイクの能力によって、知性とスタンド能力を与えられた存在です。
そして、そのプランクトンが無数に増殖して、人型に形作られたのが、フー・ファイターズです。プランクトンを増殖させることで、自分の分身を作ったり、別人に変装したりできます。
また、増殖させたプランクトンが死んでも、1個体だけでも生き残っていれば、生き残ることができます。
不死身のスタンドですが、増殖するためには、水が必要です。
水が無いのは致命的なため、フー・ファイターズは時に水に対して異常な執着を見せます。
能力
特殊能力は水を得て、自分自身を増殖させることです。
この特殊能力には、次のような特徴があります。
- 増殖には水が必要
- 複数に増えた個体間で意識は共有している
- 増殖したプランクトンを集めて他人に擬態することができる
- 人体に寄生して乗っ取ることができる
- 増殖した個体が死んでも1個体でも生き残れば復活できる
- プランクトン弾や傷口にプランクトンの詰め物をして治療するのは、その特殊能力を応用しているにすぎません。
増殖させた個体は、どれか1個体でも生き残れば、再び増殖して活動することが可能です。
このことからフー・ファイターズの増殖能力は、単にクローンを無数に作り出しているわけではなく、複数の個体間で意志や命を共有しているようです。
そのため、増えた個体が自分の意に反して勝手に行動するといったリスクはありません。
フー・ファイターズの名言
「フレッド・ホイルという天文物理学者は言った。『この自然界で確率的にも生命が偶然誕生したと考えるのは間違っている……この宇宙には「知性」という「力」がすでに存在していて「生命のもと」を形作った…』……と。つまり「知性」という力はビッグバンより先に存在していて全ての物質や生物は「知性」に導かれ、その「知性」をすでに保有しているのだ」
初登場時の冷徹な頃のセリフ。
この時点から「知性」こそが自分のアイデンティティだと強く自認していたことが伺えます。
『あたしの一番怖いことは、友達に「さよなら」を言うことすら考えられなくなる事だった。でも、最後の最後に、それを考えることが出来た。』『あたしを見て徐倫。これがあたしの「魂]。これがあたしの「知性」。あたしは、生きていた・・』
自分が考える力を失うのをずっと恐れていたフー・ファイターズが、最後の瞬間に徐倫に向けて言った言葉です。
魂だけの存在となってこの言葉を告げた後、天国へ旅立って行きました。その人生が満足いくものだったのだろうと理解できる、フー・ファイターズの名言です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ジョジョ6部に登場するフー・ファイターズの正体とスタンド能力や特徴・名言のなどを紹介してきました。
フー・ファイターズはスタンド能力を有した微細なプランクトンの集合体になります。
プッチ神父が、プランクトンに『記憶』と『スタンド能力』のディスクを与えたことで誕生した新種の生命体です。
当初は、空条徐倫たちの敵でもありましたが、プッチ神父に捨て駒のように扱われて徐倫と敵対し、殺されかけますが徐倫の仲間になることを条件に助けてもらいました。
最後は自らの意思で、己を失う代わりに仲間の命を救い、去っていきました。
フー・ファイターズは出自が特殊で独特なキャラクターで、仲間想いな所も含めてファンの間では高い人気を誇ります。
最後までに読んで頂き、ありがとうございます。
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