ポチタとは、「チェンソーマン」第一部「公安編」で、物語の核になっていたと考えらえるキャラクターです。
犬のような姿をした愛らしい悪魔で、常に主人公デンジの心の支えになっています。
もちろん精神的な意味もありますが、一度死を迎えたデンジに心臓を渡し、物理的な支えにもなっているポチタ。
デンジが復活して特異な能力を得るようになったのは、相棒ポチタと契約を交わしたからです。
そんなポチタの正体とは、いったい何者だったのでしょうか?
今回は、「チェンソーマン」に登場するポチタの正体に迫りつつ、デンジとの関係について紹介していきたいと思います。
それではいってみましょう!
チェンソーマンポチタの正体とは?
はじめにポチタの正体について紹介していきます。
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プロフィール
ポチタは頭から小さいチェンソーの生えた小型犬のような悪魔です。
全体的に丸みを帯びていて、体の色は赤みがかったオレンジ色尻尾にはスターターロープのようなものが生えています。
意思疎通はワン・クゥンなど犬のような鳴き声で行います。
瀕死の重傷を負っていたポチタは、ある墓地でデンジと出会い父親を亡くしたばかりのデンジに血を与えられます。
その際「お前を助けるからお前も俺を助けろ」という契約を交わしました。
このデンジの契約により、ポチタとはデンジは協力して生活するようになります。
酒乱の父親が多額の借金を抱えたまま死亡したせいで、絶望していたデンジにこうして新しい「家族」ができました。
ポチタの正体:チェンソーマン
ポチタの正体は「チェンソーの悪魔」でありチェンソーマンです。
悪魔には「自分の名前が恐れられるほど強力になる」という特性があります。
チェンソーといえば名作ホラー映画「悪魔のいけにえ」やバイオハザードを含め多くのホラーゲームに出てくること、また高速回転する刃という形状に恐ろしいと感じる人が多いため人間から強く恐怖を抱かれている存在です。
さらにポチタは悪魔からも恐れられています。
ポチタの真の姿である「チェンソーマン」は悪魔が助けを叫ぶとやってきて助けを求めた悪魔と助けを叫ばれた方の悪魔両方をバラバラにするという特性があります。
そのめちゃくちゃな行動によって多くの悪魔たちから恐怖や崇拝を集めていました。
また天使の悪魔が地獄で死ぬときにチェンソーを吹かす音を聞いていることから、輪廻転生を繰り返す悪魔の記憶に潜在的な恐怖を刻んでいる可能性も高いです。
ポチタの眷属
次に「眷属」について紹介していきます。
チェンソーマンには「眷属」と呼ばれる配下の悪魔がいます。
チェンソーマンの眷属の悪魔は全部で8体おり眷属たちは全て天使の階級名を名前として持っています。
対応する天使の階級 | 眷属 |
熾天使(セラフィム) | セラフィム |
智天使(ケルビム) | ビーム(サメの魔人) |
座天使(ガルガリン) | ガルガリ(暴力の魔人) |
主天使(ドミニオン) | ドミニオン |
力天使(ヴァーチェ) | ヴァーチェ |
能天使(パワー) | パワー(血の魔人) |
権天使(プリンシパリティ) | プリンシ(蜘蛛の悪魔) |
大天使(アークエンジェル) | 不在? |
天使(エンジェル) | 天使の悪魔 |
天使の階級は9つありますが、第8位の大天使に対応する眷属だけが空白となっており、作中でも存在するのかどうか不明のままとなっています。
公安対魔4課に多く所属していたことからマキマが意図的に集めていたと考察されます。
サメの魔人のビームが初対面のデンジに「チェンソーマン様!」と懐いていたのは、デンジの中のチェンソーマンの心臓に忠誠を誓っていたからでしょう。
またビームに関しては銃の悪魔の仲間である「ボム」の匂いを知ってましたが、同じ眷属である「天使の悪魔」はこれを知りませんでした。
つまりビーム以外の眷属はポチタがチェンソーマンだった時と同一の個体ではなく、ナユタのような転送済みの別個体ということがわかります。
ビームが銃の悪魔の仲間であるボムのニオイを知っていたことから、以前にチェンソーマンと共に銃の悪魔と戦ったことがあると考察できます。
悪魔から魔人になる際に、記憶が全て引き継がれるのかは不明ですが、ビームとチェンソーマンが一緒にいた時期はそんなに遠い昔ではなさそうです。
ポチタとデンジの関係
ここからは、ポチタの主人公テンジとの関係について紹介していきます。
デンジの心の支え
ポチタは頭のチェンソーを使って木を切る道具になったり、悪魔を倒すための武器となってデンジを助けていました。
1日の食事がパン1枚という極貧生活でしたが、ポチタと一緒に生活しているデンジは少ない食料を当たり前にポチタに分け与え、自分の人生よりもその先のポチタ身を案じる優しい少年という側面が強調されています。
父親の残した3800万もの借金を背負わされ臓器も売り払う生活をしているデンジが、自分の環境に嘆いて腐らず優しい少年に成長したのは一緒に生活していたポチタが、心の支えになっていたことが大きいでしょう。
デンジとのお別れ
このように違法なデビルハンターとしてヤクザのもとで働いていたデンジとポチタですが、お金と悪魔の力に目が眩んだヤクザとその契約した悪魔にはめられてれデビルハンターを殺したいゾンビの悪魔の企みで体をバラバラにされてしまいます。
ゾンビの悪魔とヤクザに襲われて胸を刺されているデンジがポチタをしっかりと抱えて、「普通の生活を夢に見るだけでよかったのにんなことも叶えられないのかよ」と、心の中で叫びながら逃げているシーンは心に刺さりますね。
こうして全身をバラバラにされゴミ箱に捨てられたデンジとポチタでしたが、そのポチタの口にデンジの血が偶然入り以前デンジから聞いた願いを回想します。
ポチタはデンジから「自分が死んだ後は自分の体を乗っ取って普通の生活をしてほしい」と頼まれていました。
ちなみにこの発言は、マキマによって盗聴されていたことが後に判明します。
こうしてポチタは、デンジと融合しデンジのバラバラになった体や臓器売買で失った部位が元通りになります。
この際、ポチタは精神世界でデンジと「心臓をあげる代わりにデンジの夢を見せる」という契約をします。
ポチタは言葉の喋ればい弱い悪魔だと考えていた読者とデンジに実は力の強い悪魔であることを示唆するワンシーンです。
こうしてデンジはポチタとの契約により胸からポチタのしっぽが生えた姿で生き返ります。
そして胸のひもを引くと頭部からチェンソーが生えた「チェンソーの悪魔」に変身する存在となりました。
ポチタの夢
最後にポチタの夢について紹介します。
物語の終盤でポチタはデンジの夢に現れて自分の夢について語ります。
ポチタの夢は「誰かに抱きしめてもらうこと」でした。
チェンソーマンとして多くの悪魔に恐れられるポチタを抱きしめてくれる存在はこれまでいなかったのでしょう。
そんな自分の夢を叶えてくれたデンジだからこそ、自分の心臓を与えてデンジ自身の夢を叶えてあげたかったのでしょう。
デンジに抱きしめられているポチタの顔が穏やかで、とても可愛いのが印象的です。
ポチタは第二部でもデンジの夢や精神世界に現われるのでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
チェンソーマンに登場する犬のような姿をした愛らしい悪魔:ポチタの正体と主人公:デンジとの関係について紹介してきました。
ポチタ作中の核となるキャラクター地獄のヒーローことチェンソーマンでした。
チェンソーマンは、助けを叫ぶとやってきて助けを求めた悪魔と助けを叫ばれた方の悪魔両方をバラバラにするという、ハチャメチャ行動で他の悪魔から恐怖と崇拝されています。
デンジとの関係は、デンジが幼い時墓地でデンジと出会い父親を亡くしたばかりのデンジに血を与えられ契約を交わします。
1日の食事がパン1枚という極貧生活ですが、ポチタと一緒に生活しているデンジは少ない食料を当たり前にポチタに分け与え、自分の人生よりもその先のポチタ身を案じる優しい少年です。
しかし、お金と悪魔の力に目が眩んだヤクザとその契約した悪魔にはめられ、体をバラバラにされてしまいますが、ポチタが「心臓をあげる代わりにデンジの夢を見せる」という契約をしデンジは元通りに戻ります。
ポチタの夢である、「誰かに抱きしめてもらうこと」そんな自分の夢を叶えてくれたデンジだからこそ、自分の心臓を与えてデンジ自身の夢を叶えてあげたかったのでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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