チェンソーマンに登場する最強のデビルハンター岸辺は、渋い魅力で人気があるキャラクターです。
デンジとパワーの師匠として登場した岸辺隊長。イケメンおじいちゃんキャラの岸辺が好きという方も多いのでは無いでしょうか。
能力や契約悪魔についての情報や、クァンシとマキマの関係についても解説していきます。
それではいってみましょう!
チェンソーマン最強デビルハンター岸辺の正体と実力とは?
初めに最強デビルハンター岸辺の正体や実力について紹介していきます。
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プロフィール
まずは岸辺のプロフィールを紹介していきます。
岸辺は公安対魔特異1課所属のベテランデビルハンターで、特異課衝撃の後サムライソードとの戦いに備えてデンジとパワーの稽古をつけるために登場しました。
口の左側にある縫い目が特徴で、身長は作中に登場するキャラクターの中で最も高く描かれています。
年齢は五十歳を超えている初老の男性ですが、若い頃はかなりのイケメンだったようです。
家族関係は不明ですが、高校生デビルハンターの【吉田ヒロフミ】とは非常に顔や雰囲気が似ているため、何らかの血縁関係があるのではと考察されます。
岸辺と吉田は顔の造形が似ているだけでなく蹴りを放つ際のモーションや身に付けしている装飾品などにも共通点があります。
最強のデビルハンター
岸辺は【最強のデビルハンター】を、自称しておりデンジとパワーを二人同時に相手にしても圧倒できるほど高い実力を持っています。
また「酒・女・悪魔を倒すこと」が好きだと語っており、悪魔の心臓を持つデンジと魔人パワーを「壊れないおもちゃ」と称するなど、エキセントリックな言動も目立ちます。
岸辺は基本的に無表情なキャラクターですが、初対面のデンジとパワーとのやりとりでは二人の言動が、デビルハンターとしての適性の高さを感じさせるものだったためわずかに笑顔を見せています。
このように登場時は捉えどころのない人物でしたが、根は人情家であり「育てた犬が死ぬたびに酒の量が増える」と語っています。
戦闘訓練を施したデンジとパワーのことは、かなり気に入っている様子で「おもちゃにも情がわく」と発言するなど優しい一面を見せています。
そんな岸辺ですが過去にはデンジとパワーの先輩にあたる【姫野】や【アキ】の指導を担当していました。
こういった経歴から多くのキャラクターが岸辺のことを、【先生】や【師匠】と呼んでおり本人も「先生と呼ばれるときもちいい」と気に入っているようです。
主人公のデンジもを岸辺の意向に沿って【先生】と呼んでいます。
岸辺は「マトモであることはデビルハンターの弱点」と考えており頭のネジを外す目的で恒常的にアルコールを摂取しています。
この行為は「アルコールを飲まないとまともなまま」岸辺の性格を逆説的に示しています。
モデルになった人物
ここで岸辺のモデルについて紹介していきます。
岸辺のモデルとして最も有力なキャラクターは漫画【殺し屋1】に登場する垣原雅雄です。
垣原は常軌を逸した狂人で縫い目のある顔と左右に裂けた口が特徴のキャラクターです。
岸辺と垣原の共通点は容姿だけではありません。
垣原の武器は【針】でありこれは岸辺の契約する【針の悪魔】と重なります。
強さ・実力
次に岸辺の強さについて見ていきます。
岸辺は【最強のデビルハンター】を自称してるだけあり作中でもかなり高い戦闘能力を持っています。
デンジとパワーに二人がかりで襲われた場面では、いとも簡単に返り討ちにしており4人の魔人を同時に相手にした状況でも軽々と2人を生け捕りにするなど、他のデビルハンターとは段違いの実力を見せています。
ちなみに戦闘では契約悪魔の力を使った描写はなく主にナイフや蹴りで対応しています。
また防御力も異様に高いデパートの高層フロアから落下した際も、ダメージを受けている様子はありませんでした。
岸部の強さは、上司にあたるマキマからも一目を置かれています。
マキマとの会話では立場が上のマキマが岸辺に対して敬語を使っており、またわざわざお礼を言うために料亭で食事をするなどその他のデビルハンターとは、別格の人物として認識されているようです。
ちなみに岸部はマキマに対して敬語を使っておらず、その歪な上下関係が岸部の強さを物語っています。
デンジとパワーの師匠
次に岸辺による稽古について見ていきましょう。
岸部はマキマの依頼を受けてデンジとパワーの稽古をつけています。
デンジは不死身の体はパワーは半不死身の体をそれぞれ持っているため、岸部による修行はスパルタを超えるほど激しいものとなりました。
不死身のデンジに至ってはこの修行で1日に20回以上も岸辺に命を奪われたため、頭がおかしくなってしまいました。
このように岸部の厳し過ぎる修行を受けた結果、デンジとパワーは【頭を使って戦うこと】を覚えます。
デンジとパワーの頭を使った戦いですが、実践当初はうまくいかなかったものの最終的には岸部から100点をもらえるほどに成長しています。
デンジとパワーの強さを格段に向上させた岸部の指導力はさすがと言えます。
第一部のラストバトルでデンジがマキマを倒すことができたのも岸部による教えのおかげと言えるでしょう。
契約悪魔
次に岸辺の契約悪魔について紹介していきます。
クァンシの魔人【ピンツィ】の能力によって岸部が契約している悪魔は【爪の悪魔】【ナイフの悪魔】【針の悪魔】の3体であることが明らかになっています。
爪の悪魔
爪の悪魔については【エルム街の悪魔】というホラー映画でモチーフとなっており、またジョジョの奇妙な冒険では吉良吉影という悪役が収集していたことから、恐ろしさ不気味さを強く与えるものと言えます。
ナイフの悪魔
ナイフの悪魔についてはナイフそのものの殺傷能力が高く恐怖を印象付ける存在です。
また【ハロウィン】というホラー映画ではナイフを手にしたキャラクターが、恐怖の象徴として描かれています。
針の悪魔
最後に針の悪魔ですが【SAW Ⅱ】というスリラー映画で注射器の敷き詰められた。
落とし穴が描かれるなどこちらも恐怖の暗喩として度々活用されています。
このように岸部は能力の高い悪魔と契約していますが、ピンツィからは「契約で払えるような代償が体に残っていない」と言われており実際に一度も悪魔の力を使った描写はありません。
長年のデビルハンターとしての職務で代償を払いすぎたため、このような状態となってしまったと考察されます。
クァンシとの関係
次に岸辺とクァンシの関係について見ていきましょう。
岸辺とクァンシはかつてバディの関係だったことが判っています。
女好きの岸辺が美人のクァンシに一目惚れをして9年間に渡って片思いをし続けていたようです。
コミックス第8弾の巻末ではその様子が描かれていますが、9年の歳月が顔に表れている岸辺に対してクァンシは全く変化がありません。
このことからクァンシは岸部と初めて出会ったタイミングで既に【弓矢の悪魔】の心臓を持っていたと考察されます。
作中で明言されていませんが、【武器人間】のように悪魔の心臓を持った人間は、不死になるだけでなく不老という体質も獲得すると考察されます。
デンジの身体的な成長が描かれるのかどうか第二部でも注目です。
またこの人ですが9年間もバディを組んでいただけあって戦闘描写にも共通点が見られます。
その例として2人の蹴りの動作が全く同じです。
デンジを蹴る岸辺の姿と吉田を蹴るクァンシの姿は完全に一致しています。
また岸部は久しぶりに再会したクァンシに「マキマを倒す協力をしてほしい」と持ちかけたり、クァンシを安全に逃がす手立てを考えているなど今でもクァンシに対して特別な思いがあるようです。
一方でクァンシも憎まれ口を叩いているものの、岸部に殺されることがないようにアドバイスをしています。
残念ながらクァンシとその魔人は岸部の目の前でマキマの手によって葬られてしまいましたが、この時の「何も見たくねぇ・・・」という岸辺の言葉は強い絶望と心が折れた音を感じさせました。
マキマとの関係
最後に岸辺の立ち回りについて見ていきます。
チェンソーマン第一部のラスボスであるマキマは登場した当初こそ人間のように振る舞っていましたが、銃で撃たれても直後に復活する異様性や根源的恐怖の名前を持つ【闇の悪魔】対峙しても全く動じる様子がないなど、明らかに人間ではないことが示唆されていました。
しかし公安に勤めるデビルハンターの多くは、そんなマキマに対して疑いの念を抱くこともなく頼れるリーダーとして接していました。
しかしそんなマキマ正体をただ一人岸辺だけは把握していました。
岸辺はマキマに向けて放った「人間様の味方でいるうちは見逃してやる」というセリフは、マキマの正体を知っているからこそのは発言でしょう。
ストーリーの終盤ではマキマが、「人間の味方ではない」行動を取ったため、この言葉通りに対マキマ対策部隊を組織してマキマを襲撃しています。
この部隊はマキマに破れてしまったものの、岸辺自身が生き残ったことでデンジの最終的な勝利に一役買いました。
またマキマが岸辺を支配しなかった理由についてですがこの点には、謎が残っており
- 岸辺はマキマより格上だった
- マキマは岸辺を支配する必要がないと思っていた
といった理由が考察されます。
デンジがマキマ倒した後、岸辺は中国に転生した支配の悪魔【ナユタ】を秘密裏に回収してデンジに託しました。
デンジにナユタを預ける際に岸辺は、「俺はこれから忙しくなる」と語っています。
おそらく日本の防衛力の要であったまマキマを失ったことで、公安部内でも様々な問題が起きているのでしょう。
そのため第二部で登場するのかは不明ですが、デンジの師匠としての登場を期待してしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
チェンソーマン登場する最強デビルハンター岸辺の正体や実力とクァンシ・マキマ関係性ついか解説してきました。
岸辺はデンジらにとっては、良い師匠でした。
岸辺とクァンシは元バディであり、長年片想いしていたことが明らかになっています。
岸辺は3体の悪魔と契約していますが契約できる場所が残っておらず、現在は生身だけの能力で戦っています。
岸辺はチェンソーマンの物語初期から生き残っている数少ないキャラクターで、岸部の過去や若い頃からの経験が影響していると考えられます。
また、マキマに支配もされずに最後まで活躍しました。
第2部では「マキマが岸辺を支配できなかった所以」などが見れるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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