細田 守監督の映画「竜とそばかすの姫」に登場するペギースーについてお話していきます。
ペギースーはインターネット上の仮想世界<U>に登場するスター歌手です。
ベルが<U>登場してからは、スター歌手の地位が亡くなっていきます。
最初はベル対して嫉妬していましたが、最後はベルを応援する側に回っています。
そんなペギースーの正体ですが、作中の中では語られていません。
ただ、作中の中で大体このくらいの年齢ではないかっという、推測できる描写がありました。
そこら辺も踏まえてペギースーの正体と担当されて声優さんについても紹介していきます。
それでは、いってみましょう!
竜とそばかすの姫∪の歌姫ペギースーの正体とは
まず、はじめにベギースーの正体についてまとめていきます。
冒頭でもお話してしたが、ペギースーはインターネット上の仮想世界<U>のスター歌手でした。
ベルが仮想世界に現れたことで、スター歌手の人生を幕を閉じます。
はじめはベルに嫉妬していましたが、最終的にはベルを応援する側へといきます。
正体不明
ペギースーのオリジンについて考察していきます。
結論が話しますとペギースーのオリジンが誰なのかわかっていません。
映画や原作小説とに記載がないからです。
しかし、作中(原作小説)でてきた文章があります。
「すずとほぼ変わらない年頃で、現実では夢を追うことすら叶わない、下手したら鈴より酷い容姿である」という風にペギースーのモノローグがつづられています。
この情報から、ペギースーの正体は夢をあきらめた女子高生ということが推測されます。
ベルに嫉妬
物語の序盤のペギースーは、突如<U>の世界に出現したベルに対して、かなりしっとを抱いていました。
ペギースーは<U>でのスター歌手でしたが、ベルの登場により人気が大きく低下してしまいます。
ベルが<∪>の世界に来た時は「全然たいしたことない」と話していましたが、ベルの人気はとどまることを知らず<U>全体を巻き込んだライブまでも開催するに至るほど人気になりました。
ベルの存在が大きくなるに連れて、ペギースーも自分のチャンネルで、「冗談じゃない!なんであんな子があたしより上なの!?ふざけんな!!」っ怒りをあらわにした模様です。
最後は応援
当初ベルに嫉妬していたペギースーですが、物語の後半ではベルを応援するようになっていきます。
心情の変化があった理由は、ベルが竜を助けようと必死になっているその姿に共感したらです。
ベルは竜に信用されるために、<U>の世界でアンベイルされて本人そして歌うことを決意します。
ベルを応援した理由
作品の後半でベルのオリジンがアンベイルされ、正体が冴えない女子高生だと分かった瞬間、みんなが落胆し罵倒を浴びせました。
そんなとき、<U>の中で真っ先にベルを心配した人物がいます。
それは、ペギースーでした。
彼女自身も現実世界では日陰に隠れた冴えない女性として生きているようです。
ベルの苦労を容易に想像できるからこそ、自分の立場を無いものにした相手にも関わらずベルへのバッシングを心から悔しがれたのです。
「ベル、あんな奴らに好き勝手言わせるなよ・・・・・・」
同じ対象でも自分が非難するのは良い、他人が非難するのはダメという感覚で一見すると理不尽な性格に思えますが、インターネットの世界のみならず現実世界でも発現する感情にみえました。
自分は苦労を知った上で非難すべきところを非難しているけれど、バッシングしているほかの人間は叩きたいから叩いている。
これは全く違う行為だ!と本人の中で思いたい気持ちが妙に人間臭くて、ペギースーが印象に残りました。
ペギースーの声優さんは誰
竜とそばかすの姫の作中でカラオケでも歌われている程に大人気だった、竜とそばかすの姫に出てくるペギースー。
そんな彼女の声優を務めたのがアーティストのermhoi(エルムホイ)さんです!
ペギースーのセリフで1番印象的だったのが
最後の方で、ベル(鈴)が<U>の中で自ら姿を晒して歌ったとき、途中で涙を流し歌えなくなってしまいます。
そんな時もう一人の歌姫であるペギースーが「ベル!歌え!」と声を上げて、励まし奮い立たせようとしているセリフです!
ペギースーのキャラクターデザインはベルと対照的に銀髪に紫の唇など寒色系が使われています。
そして竜とそばかすの姫の作中でペギースーは最初、ベルの歌声をディスっていました…
ベルとペギースーは、まるで水と油のように対照的な存在だとな~っと、そんな印象でした。
きっとペギースーは、ベルに対してとっても嫉妬していましたよね。
しかしそんな彼女がベルを励まし奮い立たせようとします!
その時の感情がセリフにしっかりとのっていてすごくジーンと感じてしまいました。
ermhoiさんはふだん声優ではなくアーティスト活動を本業とされています。
それでもあのセリフがあんなに心に響いてきたのはとても驚きました!
本当に、声優業初なの!?っと感じるぐらいでした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
竜とそばかすの姫に登場する∪の歌姫ペギースーの正体と担当した声優さんについてまとめてきました。
ペギースーは、鈴ことベルが現れる前までは<∪>の歌姫でした。
ベルがだんだん人気になっていくに連れて、登場するシーンも減っていきました。
当初はベルに嫉妬し人気が大きくなるに連れて怒りも現れにしています。
しかし、作品の最後ではベルがアンベイルされ本来の姿で歌い途中で歌えなくなったとき、ベルを応援し励ましていました。
ベルの必死な思いがペギースーの心境を変化させたのでは、ないでしょうか?
結局作中では、現実世界での姿が描かれていなかったため、最終的に正体が不明のままに終わっています。
監督的は、見た人がいろいろ考察できようにしたのか、どんな意図で正体を明かさなかったのかわかりません。
著者的にはもう少しペギースーの登場場所を増やして歌っている姿など見てみたかったです。
ちょっと登場シーンが少なかったのが残念でした。
最後までに読んで頂き、ありがとうございます。
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