響け!ユーフォニアム黄前久美子の正体とは？塚本秀一との関係や結婚についても

響け!ユーフォニアム
2024.01.09

『響け!ユーフォニアム』に登場する黄前久美子はどんなキャラクターなのか、そして彼女と秀一の関係はどのように展開するのでしょうか？

この記事では、久美子のプロフィール、性格、家族構成、演奏技術、使用楽器のモデルについて詳しく解説します。

さらに、幼馴染である秀一との関係の進展、彼らの未来についても掘り下げます。

久美子のキャラクターに対する深い理解を得られ、秀一との関係性の変遷を通じて、物語の魅力により深く没入できることでしょう。




響け!ユーフォニアム黄前久美子の正体とは？

「響け!ユーフォニアム」の中心キャラクター、黄前久美子。

彼女は一体どんな人物なのか？この記事では久美子の詳細なプロフィール、そのユニークな性格、彼女の家族背景、そして彼女が示す卓越した演奏技術に焦点を当てます。

さらに、久美子が使用する楽器のモデルについても探求し、彼女のキャラクターを深く理解するための鍵を提供します。

プロフィール

名前 黄前久美子（おうまえくみこ）
誕生日 8月21日
身長 162cm
星座 獅子座
血液型 A型
担当楽器 ユーフォニアム
好きな色 白、黄
趣味 音楽を聞くこと、家でダラダラすること
特技 缶に入ったコーンスープを飲むときに、ひと粒も残さず飲むことができる
CV 黒沢ともよ

性格

このキャラクターは、影響を受けやすく、協調性が高い一方で、消極的な面も持ち合わせています。

高校入学当初は冷静で少し距離を置いているように見えましたが、田中あすか、中川夏紀、高坂麗奈との出会いを通じて、自分自身の考え方や感情に変化が生じました。

この変化について、彼女自身も後に「高校1年間で自分が変わった」と振り返っています。

アニメ版では、彼女の失言が頻繁に描かれており、ファンからは特有の愛称で呼ばれることもあります。

彼女は日常生活で他人との関係を築く際、積極的に距離を縮めることはせず、適度な距離感を保ちつつも、他人の関わりを受け入れる姿勢を見せています。

このような立ち振る舞いは、周囲の人々に安心感を与え、信頼される存在となっています。

友人や先輩たちは彼女のこのような特徴を高く評価しています。

また、シリーズの作者は彼女を「冷静で少々面倒くさい性格」と表現しています。

家族構成

久美子は、京都府の宇治市にある静かな住宅地に位置するマンションで、家族と共に穏やかな生活を送っています。

彼女の家は、京阪宇治駅からほど近く、この駅を日常の足として利用しています。

家族構成は、父の健太郎さんと母の明子さん。

また、彼女には東京の大学に通う姉、麻美子さんがおり、姉は東京で一人暮らしをしているものの、休日になると宇治の実家に顔を出すことが多いです。

久美子の通学路は、宇治の美しい景色を堪能できるルートです。

彼女は、独特のデザインが特徴的なあじろぎの道を歩いたり、歴史と自然が織りなす平等院通りを通ったりします。

また、宇治橋を渡る際には、その歴史的な風情に心を奪われることでしょう。

通学の途中、彼女が時々立ち寄る宇治川沿いのベンチは、久美子にとって思索やリラックスの時間を提供しています。

川の流れを見ながら、日々の忙しさから離れて、心を落ち着ける大切な場所となっているようです。

演奏技術

久美子は小学4年生の時からユーフォニアムを演奏しており、高校に入学するまでに6年間の演奏経験を積み重ねてきました。

彼女はその経験を生かし、高校の金管バンドや吹奏楽部で活躍しています。

特に、北宇治高校の吹奏楽部に入部した時、彼女は演奏技術の高さで目立っていました。

彼女は新入生歓迎演奏で、部の技術レベルの低さを見抜き、さらには上級生の技術をも上回る演奏能力を持っていました。

また、基礎的な腹式呼吸の練習も簡単にこなしています。

中学時代の同級生である佐々木梓も、久美子の実力を認め、「結構上手い」と評価しています。

しかし、久美子の技術は特別な才能を持つ部員たちには及ばない「一般的な」レベルです。

ユーフォニアムに対する情熱は最初はあまりなく、周りに流される形で続けていたところもありました。

しかし、吹奏楽コンクール京都大会での経験を通じて、彼女は自分の限界を痛感し、初めて「死にたくなるほどの悔しさ」を味わいました。

その悔しさが、彼女に「負けたくない」という強い決意と向上心を芽生えさせました。

原作小説では、かつての同級生である梓が一年間で驚異的な成長を遂げていることを知り、自分も特別な演奏者になりたいと心に決めるエピソードがあります。

その後、久美子は音楽に対する情熱を持ち始め、関西大会以降の練習で目覚ましい成長を遂げます。

2年生になると、彼女は部内でも指折りの実力者となり、その実力は先輩たちからも認められています。

久美子は技巧よりも豊かな響きと柔らかな音色を追求し、その結果、「北宇治高校でいちばん上手なユーフォニアム奏者」と言われるほどになりました。

しかし、彼女はまだ不安を感じており、上級生になったときに彼女の実力が試されることを恐れています。

使用する楽器のモデル

彼女の主に使用しているユーフォニアムは、YAMAHA製のYEP-621モデルで、表面はクリアラッカー仕上げになっています。

また、原作小説の2巻の表紙イラストでは、音程を調整するコンペンセイティングシステムがついた、同じくYAMAHA製のYEP-642モデルを持っている様子が描かれています。

彼女が使用するユーフォニアムは学校の備品であり、長年の使用によるラッカーの剥がれなど、使用感が見て取れます。

彼女の同じパートのメンバーである川島緑輝により、楽器は愛称「ジャック」と名付けられています。

さらに、彼女が小学校と中学校で参加していたバンドでは、4つのピストン（ボタン）を全て右手で操作するYAMAHAのYEP-321Sモデルを使っていたという余談もあります。

塚本秀一との関係について

「響け!ユーフォニアム」における黄前久美子と秀一の関係は、幼馴染みから始まる複雑な感情の経路を辿ります。

彼らの関係性を形作る重要な出来事―プレゼントの交換、告白、キスなどの瞬間から、関係の危機と復縁の可能性に至るまで―を詳細に検証します。

読者はこの二人の感情の起伏と、彼らの間に生じるドラマティックな変化について深い洞察を得られるでしょう。

幼馴染

久美子と秀一は幼馴染で、彼女が小学3年生の時に京都に引っ越してから、家族同士で親しく付き合っています。

中学時代は3年間同じクラスで同じ吹奏楽部に所属していましたが、秀一が思春期の照れから久美子を傷つける言葉を言ってしまったことがあります。

その出来事以来、久美子は秀一との関係が疎遠になり、高校に入学するまでほとんど話しませんでした。

高校に入学した後、秀一は久美子に話しかけますが、久美子はまだ過去のことを根に持っていました。

しかし、彼の誠実な謝罪に心を動かされ、謝罪を受け入れます。

北宇治高校では異なるクラスになりましたが、秀一は久美子が吹奏楽部に入るなら自分も入部すると宣言します。

6月頃、秀一は久美子を祭りに誘いますが、久美子は友人の葉月が秀一を好きだと知り、誤解を避けるために嘘をついてしまいます。

その後、葉月が秀一を祭りに誘い、久美子は二人を送り出しますが、葉月は久美子が秀一のことを好きではないかと疑います。

久美子はそれを否定し、友達としての寂しさを感じていると説明します。

その後、秀一は久美子を避けるようになりますが、二人は京都府大会の前に再び話す機会があります。

緊張をほぐすために話しかけた秀一に対して、久美子は複雑な感情を抱きます。

演奏前には、久美子は秀一との絆を感じ、指を絡ませますが、恋愛的な進展はありません。

アニメ『響け！ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』では、秀一が久美子に対して一歩踏み込む姿が描かれており、久美子も少しずつ意識し始めています。

葉月に秀一の久美子への感情を指摘されたとき、秀一は否定しますが、その態度から本当の感情は明らかです。

プレゼント

夏休みが終わったある日、部活後に秀一は久美子の誕生日を忘れていたことに気付き、彼女に何が欲しいか尋ねます。

久美子は「自分で考えて」と答え、秀一はプレゼント選びに頭を悩ませます。

その頃、久美子の心は家族や部活の悩みでいっぱいでした。

ある日、葉月と緑輝と歩いているとき、9月にもかかわらず咲いている小さな白いひまわりを見つけます。

この花は「イタリアンホワイト」という品種で、「あなたを想い続けます」という花言葉を持っていることを緑輝から聞きます。

後日、久美子は放課後の練習後に職員室に行き、滝からこの花が亡くなった妻が好きだったこと、彼がプロポーズに使った花だったことを知ります。

その後のパート練習中、久美子は秀一に「イタリアンホワイトって知ってる？」と尋ねますが、秀一は間違えて絵の具の名前だと思い、久美子は彼の反応に失望します。

全国大会前日、久美子が自動販売機コーナーで秀一と出くわすと、彼は遅ればせながら誕生日プレゼントを渡します。

それは小さなひまわりの髪飾りで、「イタリアンホワイト」のデザインでした。

秀一はこの髪飾りを見つけるために一生懸命探したと言います。

久美子がその花の意味を説明すると、秀一は驚き、花言葉を知らなかった彼は照れ隠しに言い訳をします。

原作ではこの場面を田中あすかが見て、二人の関係をからかいます。

アニメ『響け！ユーフォニアム2』では、このシーンは基本的に同じですが、滝についてのエピソードは含まれていません。




告白

久美子と秀一の恋愛関係は、短編集『響け！ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部のヒミツの話（十四、とある冬の日）』で詳細に描かれています。

全国大会が終わり、3年生の引退後の12月、秀一は自然と久美子のことを意識し始めます。

ある日、部活後に秀一が久美子と麗奈が仲良くしているのを見ていると、後藤卓也が突然声をかけ、麗奈も何かを感じ取ったように得意げに振る舞います。

久美子と麗奈が帰った後、秀一は卓也に相談を持ちかけ、卓也は片付けを終えるまでの間、梨子と話すように勧めます。

梨子はすぐに秀一の悩みが久美子への告白に関するものだと見抜きます。

梨子は、今の時間を大切にするように助言し、自分も卒業後に離れ離れになる卓也との時間をもっと大切にしておけばよかったと語ります。

これを聞いた秀一は、高校生活が終わることについて深く考え始めます。

その夜、家でクリスマスの話題が出ると、秀一は久美子との関係について考え込んでしまい、久美子からの突然の着信を受けます。

久美子は何か渡したいものがあると言い、二人は外で待ち合わせます。

久美子から受け取った小包には、以前秀一が渡したイタリアンホワイトの髪飾りへのお返しとして、ミニチュアのトロンボーンのストラップが入っていました。

帰ろうとする久美子を秀一が引き止め、「好きやねんけど」と告白します。

久美子は驚き、秀一も恥ずかしさを覚えますが、久美子も「私も、秀一のこと好きだよ」と告白します。

この甘酸っぱいエピソードは、映画『劇場版 響け！ユーフォニアム～誓いのフィナーレ～』の冒頭部分で描かれており、告白のシーンはオープニングへと続きますが、久美子の返事の詳細は描かれていません。

キス

劇中、黄前久美子と塚本秀一がキスするシーンは描かれていませんが、二人が非常に近づく瞬間は存在します。

特に注目すべきシーンは、『響け！ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編』の一場面です。

ここでは、マンションのエントランスで夏期講習に向かう秀一と偶然出会う久美子の様子が描かれています。

二人の会話は、進路選択に関するもので、秀一が不確かな情報を話すことに対し久美子が苦言を呈します。

秀一は久美子に話したことで、彼女が黙り込んでしまいます。

この沈黙が特別な緊張を生み出し、秀一は久美子を引き寄せようとしますが、久美子は驚いて彼の足を蹴り、「キスとか、そういう恥ずかしいのは禁止」と言ってしまいます。

また、『劇場版 響け！ユーフォニアム～誓いのフィナーレ～』では、同じような状況が描かれています。

このバージョンでは、久美子と秀一が県祭りに出かけ、別れ際に秀一がキスを試みますが、久美子は「健全な付き合い」を理由にキスを制止し、秀一を傘で小突きます。

別れるのか？

黄前久美子と塚本秀一の関係は、複雑で深い絆によって形作られています。

幼馴染である二人は、一時期の疎遠を経て、吹奏楽部での活動を通じて再び近づき、最終的には恋人同士になります。

しかし、この関係は久美子が北宇治高校吹奏楽部の部長に就任したことで、新たな試練に直面します。

『響け！ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 後編』において、久美子は関西大会での結果に落胆しつつも、全国大会金賞への夢を引き継ぎ、部長としての重責を担います。

彼女は自分の役割を全うするため、秀一との関係に一時的なストップをかけ、彼に以前贈ったイタリアンホワイトの髪飾りを返却し、「部活が終わっても、それでも良いと思うならもう一度渡して」と伝えます。

秀一はこの決断を理解し、久美子に部長としての成功を祈ります。

アニメ版『劇場版 響け！ユーフォニアム～誓いのフィナーレ～』では、この破局のシーンが夏合宿中の夜に設定されています。

ここでも久美子は秀一に髪飾りを返し、「色々なことを同時にできない」として距離を置くことを選択します。

秀一はこれを受け入れ、お互いの目標に集中することを選びます。

復縁はするのか？

『響け！ユーフォニアム北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 後編』のクライマックスで、黄前久美子と塚本秀一は再び恋人同士になります。

この瞬間は、久美子たちの悲願であった全国大会金賞を獲得した直後の喜びの中で起こります。

大会が終わり、喜びに満ちた北宇治高校吹奏楽部のメンバーが一斉にバスに乗り込む中、久美子は秀一の首にかかったタオルを掴んで彼を自分に引き寄せ、「私、秀一のことが好きだよ」と告白します。

秀一は動揺を隠せない様子で、久美子に対する気持ちを伝えるため、制服のポケットからイタリアンホワイトのヘアピンを取り出し、彼女に渡します。

「お前のもんやろ、これ」と言いながらヘアピンを久美子に手渡す秀一は、「好きやなかったら、それ、持ち歩いてないやろ！」と照れくさそうに叫びます。

このやり取りにニヤニヤする久美子に、秀一は照れ隠しに軽く足を蹴ります。

その時、バスから「そこのバカップル！さっさと乗れよ」と部員たちのからかいの声が聞こえ、二人は振り返ると部員たちが微笑んでいるのを目にします。

このハッピーな瞬間は、久美子の高校生活を締めくくる、全国大会金賞と秀一との復縁という二重の喜びで終わります。

秀一と結婚するのか？

黄前久美子と塚本秀一が結婚したかどうかについての具体的な情報は書かれていませんが、彼らの関係は続いていると推測されます。

『響け！ユーフォニアム』の物語では、久美子が北宇治高校で吹奏楽部の全国金賞獲得を経験した後、自分の進路について深く考えるようになります。

彼女は自分が何者になりたいかを模索し、担任の先生から人間に関心があると指摘されたことで、文系の大学受験を目指すことに決めます。

また、滝昇や担任の姿から教師という職業への関心を抱き始めます。

部長としての経験も役立ち、エピローグでは北宇治高校吹奏楽部の副顧問として働いていることが描かれています。

久美子が透明なファイルに「イタリアンホワイトの髪飾り」を付けていることから、秀一との関係が継続していると考えられます。

秀一の職業については明らかにされていませんが、二人が結婚しているという予想がなされています。

まとめ

  • 影響を受けやすく協調性が高いが、消極的な面もある。
  • アニメでは失言が多く、特有の愛称がある。
  • シリーズ作者は「冷静で少々面倒くさい性格」と表現。
  • 父健太郎、母明子、東京の大学に通う姉麻美子がいる。
  • 小学4年生からユーフォニアムを演奏。
  • 高校2年で部内の指折りの実力者に。
  • 「北宇治高校でいちばん上手なユーフォニアム奏者」と言われる。
  • 塚本秀一とは幼馴染で、高校で再び近づく。
  • 秀一からの遅れた誕生日プレゼントがイタリアンホワイトの髪飾り。
  • お互いに告白し、関係が進展。
  • キスシーンはないが、互いに近づく瞬間がある。
  • 部長就任後、一時的な関係のストップ。
  • 後に再び恋人同士になる。
  • 結婚についての具体的な情報はないが、関係は続いていると推測。



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