「響け!ユーフォニアム」の登場人物、黒江真由は一体どんな人物なのでしょうか?
本記事では、彼女のプロフィール、容姿、性格、そして「ママ」というあだ名や写真を撮る趣味、演奏技術について深掘りします。
また、彼女が転勤族であることが彼女の人間関係にどう影響しているのかも探ります。
さらに、真由が「ラスボス」なのか、「裏ボス」であるのか、そして「もう一人の黄前久美子」とはどういう意味なのかを解説します。
加えて、吹奏楽部のメンバーとの関係性にも焦点を当てます。
黒江真由のキャラクターの深層に迫ることができ、彼女の多面性や物語への影響を理解するための手がかりを得られるでしょう。
響け!ユーフォニアム黒江真由の正体とは?
「響け!ユーフォニアム」に登場する謎多きキャラクター、黒江真由。彼女の詳細なプロフィールから容姿、性格、愛称「ママ」の由来、写真撮影への情熱、卓越した演奏技術、そして転勤族としての生活背景までを徹底分析。
ここでは、彼女の多層的な人物像をプロフェッショナルな視点から明らかにします。
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プロフィール
名前 | 黒江真由(くろえまゆ) |
---|---|
誕生日 | 3月24日 |
身長 | 155cm |
星座 | 牡羊座 |
血液型 | AB型 |
担当楽器 | ユーフォニアム |
好きな色 | ミルキーホワイト |
趣味 | 友達の写真を撮ること |
特技 | なし |
CV | 戸松遥 |
北宇治高校に新たに転入してきた女子生徒で、主人公・黄前久美子と同じ新3年生の黒江真由は、吹奏楽部に入部しユーフォニアムを担当します。
彼女は、その可憐で柔らかな雰囲気が特徴で、穏やかでおっとりとした性格を持っています。
以前は福岡県の強豪校、清良女子高校の吹奏楽部に所属し、吹奏楽コンクールで全国金賞を含む素晴らしい成績を収めていました。
親の仕事の関係で京都に引っ越し、吹奏楽部が活発であることから北宇治高校を選んだ真由は、そこでユーフォニアム担当で部長を務める久美子と出会います。
真由は久美子に共感を覚え、「彼女と仲良くなりたい」と思うようになります。
しかし、吹奏楽コンクールでの全国金賞を目指す久美子にとって、真由は自分の演奏ポジションを脅かす存在となります。
久美子の個人的な焦りが原因で、真由はやがて吹奏楽部全体に影響を及ぼす大きな問題に巻き込まれることになるのです。
容姿
真由は、柔らかな茶色がかった艶のある黒髪を持ち、その髪は肩から胸元にかけて美しく流れています。
彼女の外見は清楚で可憐な印象を与え、その姿はまるで絵画の中の女性のようです。
特に公式の吹奏楽コンクールなどでは、髪を綺麗にポニーテールにまとめており、その姿はさらに上品さを際立たせています。
彼女の穏やかで優しい目元は、周囲の人々に安心感を与えます。
その目元は少し垂れ目がちで、白く柔らかな肌はマシュマロを連想させるほどです。
また、聞いているだけで心地良い声の持ち主であり、その声は彼女の優しい雰囲気をさらに強調しています。
このような真由の特徴を見た同級生の久美子は、彼女を「春の女神」と形容しています。
真由の身体的特徴もまた魅力的です。
彼女は同級生の久美子よりも身長は低いものの、その体は美しさとバランスを兼ね備えています。
特に背中は、まるで天使の羽根のような美しさを感じさせ、彼女の脚は優雅な曲線を描いています。
彼女の胸元に関しては、シャツのボタンが弾けそうなほどで、時にはそれが彼女を困らせることもあるようです。
全体的に、真由はその外見と個性で、周囲の人々に深い印象を残す存在となっています。
性格
真由は外見から受ける印象通り、柔和で穏やかな性格の持ち主です。
彼女の行動には、時々無防備さがあり、これが他人を安心させる効果を持っています。
たとえば、首を傾げたり、照れ笑いを浮かべたりする様子がその例です。
しかし、控えめな性格のため、自分から積極的に前に出ることや過度な称賛を受けることを苦手としています。
しばしば受け身の態度や謙虚な対応を見せることがあります。
一方で、自分の信念には強く固執する面もあり、周りに流されずに自分の考えを持つ頑固さを併せ持っています。
真由は表面上の可憐さと内面の強さを兼ね備えており、彼女のこの性格は、例えば低音パートのメンバーたちから「クラゲのようだ」と評されることがあります。
これは、普段は清楚で落ち着いた雰囲気を漂わせながらも、本当に楽しいと思うことには無邪気な笑顔や活動的な様子を見せることから来ています。
また、真由は合理的で少しドライな考え方をすることもあります。
例えば、「部活に無理して固執する必要はない」というような意見を述べたり、「リズと青い鳥」の物語について、リズが青い鳥だけに固執し過ぎたという見方を示すこともあります。
これらの発言は、彼女の物腰の柔らかさとは異なる、より実用的な思考を垣間見せています。
あだ名:ママ
真由の愛称「ママ」は、彼女が小学生の頃に始まりました。
ある日、クラスメイトが間違えて彼女を「ママ」と呼んだのがきっかけです。
真由の優しい雰囲気と母性的な魅力がこのあだ名をさらに定着させ、高校生になった今も彼女のニックネームとして親しまれています。
写真を撮るのが好き
真由の趣味は友達の写真を撮ることです。
彼女はよくカメラを手にし、楽しそうにシャッターを切っています。
普段は父親からもらった古いフィルムカメラを使っていて、フィルムカメラの色合いを特に好んでいます。
ただし、修学旅行のように長期間撮影する場合は、容量が大きいデジタルカメラを使うこともあります。
撮った写真は大切に現像し、自室のアルバムに保管しています。
一方で、真由自身は自分の写真を撮られるのは苦手です。
彼女は「自分が写っている写真を見ると少し気持ちが悪くなる」と周りの人に話しており、撮られた数少ない写真では、少し固く笑っている様子が見られます。
演奏技術
真由は、全国で名高い強豪校・清良女子高校の吹奏楽部に所属し、ユーフォニアム奏者として非常に高い技術を持っています。
彼女は2年連続で吹奏楽コンクールのA編成部門のメンバーに選ばれており、その実力は周囲からも高く評価されています。
吹奏楽コンクールでは、通常ユーフォニアムのソロパートは3年生が担当します。
真由自身、コンクールメンバーに選ばれるだけで精一杯と語っていますが、彼女の経験と練習は、彼女の演奏技術を格段に向上させています。
彼女のユーフォニアムから生み出される音色は、柔らかさ、華やかさ、まろやかさが見事に融合しており、「清良女子のサウンド」と称されるほどです。
また、真由はマーチングも経験しており、長距離を歩きながらも安定した美しい姿勢で、変わらぬ美しい音色を奏でることができます。
これは彼女の強い体力と集中力の証です。
使用しているユーフォニアムは、ヤマハ製で、彼女の先輩が持っていたものと同じモデルです。
このユーフォニアムは、中学生の時に母親からプレゼントされたもので、普段はゴールドの装飾が施された黒いハードケースに大切に保管されています。
ピカピカに磨かれたその楽器は、真由にとってかけがえのない宝物の一つと言えるでしょう。
転勤族
真由は親の転勤が多く、幼い頃から日本各地で生活してきました。
福岡、北海道、秋田、群馬、東京、静岡、和歌山、山口など、多くの場所に住んだ経験があります。
両親が標準語を話していたため、地域の方言は身についていませんが、福岡での生活中に学んだ博多弁は話せます。
このような背景から、真由は他人から同情されたり、転校の理由について疑問を持たれたりすることもありますが、彼女は「全国に友達がいる」と前向きに捉えています。
高校3年生の春、福岡から京都に引っ越し、北宇治高校に転入しました。
彼女は吹奏楽部が活発であることを理由にこの学校を選び、新しいクラスメイトたちとすぐに友達になりました。
その後、吹奏楽部への入部を決め、自身のユーフォニアムを演奏することになります。
北宇治高校吹奏楽部では、真由は自身の経験を活かして輝かしい演奏を披露していますが、彼女の活動の動機は金賞を目指すことではなく、「友達と楽しい時間を過ごすこと」にあります。
コンクールでの結果よりも、日常の中で仲の良い仲間たちと音楽を楽しむことに幸せを感じているのです。
彼女は「毎日が楽しい」と感じながら、日々の活動を心から楽しんでいます。
黒江真由はラスボスなのか?
ここでは、「響け!ユーフォニアム」の中心的な疑問の一つに迫ります:黒江真由は本当にラスボスなのでしょうか?彼女が「裏ボス」として設定されていることや、「もう一人の黄前久美子」という複雑な役割について詳細に解説します。
プロの分析を通じて、彼女のキャラクターと物語への影響を探ります。
裏ボス
アニメの第3期に登場する黒江真由について、彼女が「ラスボス」とされているのは誤解です。
実際には、作者である武田綾乃先生は、彼女を「北宇治高校の裏ボス」として設定しています。
これは、武田先生が『決意の最終楽章 後編』の発売時に配布した特典ペーパーにも明記されており、公式サイトにも掲載されています。
武田先生は、真由のキャラクターを久美子の対抗者として登場させたこと、彼女の苗字がモーリス・ラヴェルの作曲『ダフニスとクロエ』から取られていること。
さらに黄前久美子の「黄」と黒江真由の「黒」を組み合わせると「警戒色」になるなど、キャラクター作りに遊び心を取り入れていたことも説明しています。
もう一人の黄前久美子
2020年3月22日に発行された劇場版『誓いのフィナーレ』の公式ファンブックには、原作者の特別インタビューが掲載されています。
このインタビューで、原作者は真由が「もう一人の黄前久美子」として創造されたキャラクターであることを明らかにしています。
真由は、北宇治高校での様々な体験を経て変わる前の久美子の要素を含んでおり、このキャラクターの創造には久美子の過去の側面が反映されています。
さらに、部長になった久美子が、かつての自分自身のような存在である真由と対峙することが、この作品の重要なテーマの一つであるとも述べられています。
吹奏楽部メンバーとの関係
ここでは、「響け!ユーフォニアム」における黒江真由の人間関係に焦点を当てます。
彼女と黄前久美子、久石奏、加藤葉月、川島緑輝、高坂麗奈といった主要な吹奏楽部メンバーとの関係性を、プロの視点から詳細に掘り下げて分析します。
これを読むことで、彼女の社交性や各メンバーとの相互作用の深さを理解できるでしょう。
黄前久美子
黒江真由と黄前久美子は、北宇治高校の吹奏楽部で同じ3年生で、ユーフォニアム奏者の同級生としての関係があります。
久美子は部長を務めています。
真由は久美子を「久美子ちゃん」と呼び、久美子は彼女のことを「真由ちゃん」と呼んでいます。
真由は北宇治高校に転入してから久美子と知り合い、久美子の雰囲気に共感し、友情を深めたいと思っています。
久美子が部長としても奏者としても活動する姿を「カッコいい」と感じており、忙しい彼女を労うために手伝いを進んで行うことや、自由曲のソリストの座を譲るなど、久美子の負担を軽減しようとする真由の気遣いが見られます。
真由は久美子に対して好意を持っていて、直接的な言葉やスキンシップでその感情を伝えようとしています。
例えば、久美子の手を優しく握ったり、手の甲に触れたりして親密さを示しています。
しかし、真由のこのような好意は久美子にとってプレッシャーになってしまい、久美子は真由から心理的な距離を取るようになります。
これによって、真由は落胆し、がっかりした様子を見せることがあります。
久石奏
低音パートのユーフォニアム奏者である久石奏は、黒江真由の1年後輩で2年生です。
真由は奏のことを「奏ちゃん」と呼び、奏は彼女を「黒江先輩」と敬称で呼んでいます。
吹奏楽部に入部して初めて会った時、真由は奏の礼儀正しい自己紹介に少し慌てながらも、彼女の外見的な親しみやすさに安心感を抱きました。
奏が先輩である真由に対して意見を述べる際の丁寧な言葉選びや賢さに感心し、「奏ちゃんって大人だね」と評しています。
真由は奏とも仲良くなりたいと思っており、奏が形式的に「黒江先輩」と呼ぶことに堅苦しさを感じ、名前で呼んでほしいと伝えています。
このやり取りから、真由の後輩に対する友好的でオープンな態度がうかがえます。
加藤葉月
黒江真由と加藤葉月は、北宇治高校の吹奏楽部で同じ3年生の同級生です。
真由はチューバを担当する葉月のことを「葉月ちゃん」と呼び、葉月は彼女のことを単に「真由」と呼んでいます。
高校3年生の始業式の日、葉月は同級生の釜屋つばめを連れて真由のところへ積極的に近づきました。
この出来事が、真由が吹奏楽部に入部するきっかけとなりました。
真由は元々押しに弱い性格で、活発な葉月の率直さに時々流されたり、謙遜することもありますが、基本的には他の低音パートのメンバーたちと同じように穏やかに接しています。
川島緑輝
黒江真由と川島緑輝は、北宇治高校の吹奏楽部で同じ3年生の同級生です。
真由はコントラバスを担当する緑輝のことを「緑ちゃん」と呼び、緑輝は彼女のことを「真由ちゃん」と呼んでいます。
吹奏楽部の活動を通じて、真由は緑輝の自信に満ちた姿勢と洞察力ある精神面に触れ、その姿に憧れを抱いていることを明かしています。
真由は「私、緑ちゃんみたいな人間になりたいな」と感じており、緑輝の素晴らしい一面に強く惹かれています。
また、緑輝が後輩の月永求と師弟関係にあることについても、真由はその関係性を「可愛い」と評し、「求君と緑ちゃんがカップルになったら素敵だね」というように二人を応援する気持ちを表しています。
高坂麗奈
黒江真由と高坂麗奈は、北宇治高校の吹奏楽部でトランペットパートの3年生の同級生です。
真由は麗奈を「麗奈ちゃん」と呼び、麗奈は最初は「黒江さん」と呼んでいましたが、関西大会以降は「真由ちゃん」と呼ぶようになりました。
真由は吹奏楽部に入部した当初から、麗奈に部の編成に関する相談を持ちかけていました。
一方の麗奈も、日々の活動を通じて真由の演奏を聞き、その技術を高く評価しています。
麗奈は真由を部の「即戦力」として認識しています。
また、真由は麗奈と黄前久美子の仲の良さを見て、その関係に対して憧れの気持ちを抱いています。
彼女は二人の親密さに「ちょっとうらやましいな」と感じていることを述べています。
まとめ
- 北宇治高校に転入した新3年生
- 吹奏楽部に入部しユーフォニアム担当
- 福岡県の清良女子高校出身で全国金賞の経験あり
- 柔らかな雰囲気、穏やかでおっとり
- 黒髪で清楚な外見、白い肌、柔和な目元
- 「ママ」という愛称を持つ
- 友達の写真を撮るのが趣味
- 裏ボスとしての設定、黄前久美子と対抗
- 「もう一人の黄前久美子」としての側面
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