うる星やつらラムの正体とは?能力やツノ機能についても

うる星やつら

宇宙から来た鬼族の少女ラムの正体に迫ります。

鬼星出身の彼女の性格、外見のモデル、そして年齢や体のデータまで―この記事で明らかになります。

ラムが持つ空を飛ぶ能力や電撃などの超能力、意外な非力さも掘り下げていきます。

さらに、彼女の象徴的なツノが持つ多様な機能についても詳しく解説。

この記事を読むことで、「うる星やつら」のラムというキャラクターの理解を深めることができ、彼女のファンならずとも、キャラクター造形の奥深さに触れることができるでしょう。




うる星やつらラムの正体とは?

鬼星からやってきた不思議な少女・ラムの謎多き正体にせまり、彼女の性格、外見のモデル、そして具体的なプロフィールデータを解明します。

この記事を読むことで、ラムというキャラクターの深層に迫り、その魅力を再発見することができます。

鬼星出身

ラムは、遥か宇宙の彼方にある「鬼星」という星から来た異星人です。

鬼星では、角を持つ鬼のような姿をした住民が虎柄の衣服を身に纏い暮らしています。

ある日、彼らはUFOに乗り、地球へと降り立ちました。

驚くべきことに、ラムの父は鬼星の影響力ある指導者で、地球の征服を画策していました。

しかし、彼らの選んだ征服方法は武力ではなく、ある種のゲームでした。鬼ごっこを通じて地球を制する計画を地球人に提案します。

この重大な任務に選ばれたのは、ラム自身。

彼女は父親である権力者の娘で、鬼星を代表する選手として地球に派遣されました。

一方、地球側の代表は、不運を背負った友引高校の1年生、諸星あたる

彼はコンピューターによって無作為に選ばれました。

この鬼ごっこのルールは、諸星あたるが鬼となり、10日間のうちにラムの角を掴むこと。

このゲームの結果が、地球の未来を決定することになります。

ラムは、地球を征服しようとする鬼星からの秘密の使者として派遣されたのです。

性格

元々ゲスト扱いだったこともあって、初期と後期でキャラに差異があったりする。

初期段階では「大人のお姉さん」と「鬼」という特徴を持ち、色気があって時に過激な発言をすることが多かったです。

彼女は初めは少し悪女のような雰囲気を持っていました。

しかし、物語が進むにつれて、彼女は無邪気で自然体なおてんば娘に変わっていきます。

この性格の変化は、周りに配慮が足りず、時には他人を無意識に巻き込むこともありました。

特に、幼なじみのランにはトラウマを与えてしまうほどです。

彼女は物語全体を通して、主人公のあたるに対して一途な愛情を持ち続けています。

この点では、あたるに心を移したしのぶとは対照的です。

ラムは以前婚約していたイケメンのレイとの経験がありますが、それにもかかわらず、あたるへの愛情を一貫して保っています。

彼女の純粋な女の子らしさが垣間見えます。

しかし、彼女は気性が荒く、他の女の子に気があるあたるに対しては、電撃や円盤の攻撃装置を使って制裁することもあります。

ある時、タイムスリップして小学生になったあたるを、他の女の子に触れると電撃を放つ人形で訓練しようとしたこともありますが、人形が壊れてしまい失敗に終わりました。

アニメ版では、あたるの両親との間に良好な関係が描かれており、「ラムちゃん」と呼ばれています。

方で原作では、彼女は「ラム」と呼ばれ、あたると同じように居候として受け入れられていますが、それほど親密な関係は築いていません。

モデルになった人物

『うる星やつら』の作者である高橋留美子先生は、ラムというキャラクターに実在のモデルがいることを明かしています。

そのモデルは、1970年代後半に大人気を博したハワイ出身のグラビアアイドル、アグネス・ラムです。

アグネス・ラムは、高校生の頃から地元ハワイでモデル活動を開始し、その美貌で注目を集めました。

彼女は1974年にミス・ハワイUSAで優勝するほどの美しさを誇りましたが、年齢制限のためにそのタイトルは後に取り消されました。

その同じ年に、ホノルルのモデル事務所で働いているときに日本のコーディネーターにスカウトされ、日本へ来ました。

アグネスのチャーミングな笑顔と健康的なグラマラスボディは日本で大きな人気を博し、「アグネス・ラムフィーバー」と呼ばれる現象を引き起こしました。

アグネスのあどけなさとメリハリのある健康的なプロポーションは、『うる星やつら』のラムちゃんを彷彿とさせます。

しかし、ラムの魅力は彼女の外見だけにあるわけではありません。高橋留美子先生が、男性目線でラムというキャラクターを丁寧に作り上げた結果、そのユニークな魅力が生まれたのです。

年齢や身長・体重

ラムは17歳の宇宙人の女の子です。

彼女の誕生日は不明ですが、星座は架空の「虎縞一角獣座」とされています。

この物語では、ラムの身長や体重は具体的に明かされていませんが、彼女の身長については作品を通してヒントが得られます。

諸星あたると比べるとラムは少し小柄で、彼女の同級生である三宅しのぶよりは少し背が高いことが分かります。

これに基づいて推測すると、ラムの身長は高校生の女の子の平均身長よりもわずかに高い、約160cmから165cmの間ではないかと考えられます。

ラムの体重についても、作品からの推測が可能です。

彼女は高校生女子の平均体重よりも軽いと見られ、約48kgから50kgくらいではないかと思われます。

このように推測される理由の一つに、ラムの驚くべきプロポーションが挙げられます。

彼女のスタイルは非常にスリムで、これが体重が平均よりも少ないと考えられる要因となっています。




ラムの能力

「うる星やつら」のヒロイン、ラムの能力は表面的な飛行と電撃だけではありません。

この記事では、彼女の意外な非力さも含め、ラムの能力の全貌に迫ります。

自由に空を飛ぶ

宇宙人のラムは、鳥のように空中を自由に飛ぶ能力を持っています。

彼女の飛行は美しく、まるで空中を舞っているかのようです。

しかし、ラムの飛ぶスピードは特に速いわけではなく、人間が全力で走る程度の速さに限られています。

これは、彼女の宇宙人としての特性を反映している部分かもしれません。

ラムが高く、そして遠くまで飛べる能力は、彼女の特殊な身体構造に依存しています。

特にそのジャンプ力は印象的で、地球の重力を軽々と超えることができます。

しかし、この能力を最大限に発揮するためには、彼女の両手が自由であることが不可欠です。

この能力の制限が顕著になったのは、諸星あたるとの鬼ごっこの際でした。

このゲーム中に、あたるにブラジャーを剥ぎ取られたラムは、恥ずかしさから自らの胸を両手で隠す必要に迫られます。

この状況で、ラムの飛行能力は大きく影響を受けました。

彼女は通常の半分程度の高さしか飛べなくなり、その結果、あたるとの鬼ごっこにおいて不利な立場に立たされたのです。

この出来事は、ラムの能力にも限界があることを示すと同時に、彼女の人間らしい一面を浮き彫りにしました。

電撃

ラムには、自身の体から強力な電撃を放つ特異な能力があります。

彼女自身が言うには、その電撃の威力は「100万ボルト」に達するとのことです。

ラムの体は、まるで充電可能な蓄電池のように機能し、高圧電線に接触することで大量の電気を蓄えることができます。

過去には、愛情表現の一環として電撃を使用したことがありますが、その強力な電撃で諸星あたるを危険な状況に追い込んだこともありました。

この事件を経て、ラムは自分の電撃が人間にとって非常に危険であることを深く理解するようになりました。

特に、あたるが浮気をするたびに、ラムは彼に対して容赦ない電撃でお仕置きを行うようになりました。

また、ラムというキャラクターを思い浮かべる際、多くの人は彼女の特徴的な頭のツノや、緑色のロングヘアを連想することでしょう。

しかし、実はラムの髪の色は固定された緑色ではなく、光の当たり方によって色が変わる構造色であるという興味深い事実もあります。

この特徴は、ラムの宇宙人としてのユニークな側面を表しています。

以外にも非力

作中で登場するヒロインたちの中には怪力を持つキャラクターもいますが、ラムはそのような怪力を持っているわけではありません。

彼女は電撃を使った攻撃が得意ですが、それ以外の面では一般的な女の子と同じく力が弱いです。

たとえば、腕相撲であたるに簡単に負けたり、力で押し返すことができずに面堂に押し倒されたりする場面があります。

また、原作の初期では、あたるの友人たちに囲まれてセクハラを受けた際に、抵抗できない様子も描かれています。

ラムは三次元での移動や飛行はできますが、飛行速度が特に速いわけではなく、筋力をつけるための運動をしてもすぐに疲れてしまうなど、体力的にも平均的です。

しかし、ラムはかなり優秀な頭脳を持っており、特に理数系の科目に強いとされています。

彼女が編入した高校では、理数科目について「あんな簡単なこと」と言ってのけるほどです。

さらに、宇宙から地球に来て間もないにもかかわらず、日本語での会話を難なくこなすなど、語学力にも長けています。

ただし、現代文や古典などは苦手としているようです。




ツノの機能

ラムの象徴的なツノには、ただの装飾以上の意味が隠されています。

受信機としての役割、治療効果、そして超能力の源泉としての機能を持つツノの秘密を、この記事で明らかにします。

受信機

ラムのツノに備わった受信機のような機能は、彼女の宇宙人としての特殊能力の一部です。

この能力が特に役立つのは、通常の人間には不可能な状況下でのコミュニケーションです。

例えば、諸星あたるが4次元カメラの中に迷い込んだ際、周囲の人々には彼の存在が完全に見えなくなってしまいました。

このような状況でも、ラムのツノが非常に重要な役割を果たします。

ラムはツノをアンテナのように伸ばし、特殊なテレパシー的手段であたるとの接触を試みます。

この能力により、彼女はあたるが発する信号や声を受信し、他の誰もが聞くことができない彼のメッセージをキャッチすることができました。

この瞬間、ラムだけがあたるの声を聞き、彼の位置を把握することができたのです。

この一件は、ラムがただの地球の高校生ではなく、特殊な能力を持つ宇宙人であることを明確に示しています。

彼女のツノは、見た目の特徴以上に、彼女の宇宙人としてのアイデンティティと通信能力を象徴しているのです。

このように、ラムのツノは物語の中で重要な機能を果たし、彼女とあたるとの間の特別な絆を深めるキーアイテムとなっています。

治療効果

ラムの頭にあるツノは、彼女の健康状態や免疫機能に密接に関連しています。

通常、このツノは美しい円錐形をしていますが、体内にバイ菌が侵入すると、その形状が変化します。

ある日、ラムが牛に手を噛まれた際、彼女のツノは牛のツノのように湾曲して伸びたのです。

鏡でその変形を見たラムは、自分が牛に変わってしまうのではないかと恐れました。

しかし、実際にはこれは鬼族特有の病気治療法の一環でした。

鬼族においてツノは、人間で言うところの「免疫の中枢」のような役割を果たしています。

体内にバイ菌が侵入すると、ツノがそれを感知し、放射線を使ってバイ菌を攻撃します。

この防御メカニズムにより、バイ菌が全て排除されると、ツノは元の形状に戻ります。

このツノの変化は、ラムの健康状態や免疫反応を表す重要なシグナルであり、鬼族の生物学的特徴の一つとして、物語において興味深い要素を提供しています。

超能力の発信源

ラムのツノは、ただの象徴ではなく、彼女の体にとって非常に重要な器官です。

その理由は、ツノが鬼族の超能力の源泉だからです。

鬼族の個体は成長するにつれて、ツノが何度か生え変わり、大きくなるのが特徴です。

ただし、一つのツノが抜けたとしても、すぐに新しいツノが生えてくるわけではありません。

このツノの生え変わりの間、超能力を使うことができなくなります。

このことは、諸星あたるが錯乱坊の法力が込められた黄色いリボンをラムのツノに巻いた時に顕著になりました。

このリボンによってツノの能力が封印されたラムは、飛ぶことも電撃を放つこともできなくなってしまいました。

鬼族にとって、ツノは生命力の源であり、その重要性は計り知れません。

ラムの超能力はこのツノによって発揮されるため、彼女の能力について詳しく知るには、ツノの機能を理解することが不可欠です。

次の章では、ラムのツノが持つ超能力について更に深く掘り下げていきます。

まとめ

  • ラムは鬼星出身の異星人で、地球征服のために来た。
  • 父は鬼星の権力者、母は美しい鬼。
  • 初期は大人っぽく、物語が進むにつれて無邪気な性格に変化。
  • モデルはグラビアアイドルのアグネス・ラム。
  • ラムの年齢は17歳、身長体重は詳しく明かされていないが推測可能。
  • 飛行能力は美しいが速くはなく、電撃は「100万ボルト」。
  • ラムは意外と非力で、怪力ではないが頭脳明晰。
  • ツノには通信受信、治療効果、超能力の源泉の機能がある。



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